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いのちの川

60) 塩原温泉にて  08・8・13

エッセイクラブの皆さんと
わずか一泊2日の旅だけど
共に過ごす時を持ち
互いを 少しは知りあって
霊が流れ 親しさもます

案内された
気の大杉に そっと手を触れて
大木に育った木肌から 命感じ 
何かに満たされ 時は止まる
永遠が 眼前に広がる思いする

昔懐かしい木造の家屋の中
展示されている品々も懐かしく
障子の白さに 目も洗われ
庭に面した廊下の景色に 
一瞬の時を楽しむ

誰が揺らすかつり橋を
注意事項も無視をして
ゆらり ゆらりと足元ゆれ
おぼつかなくも 自ら励ましわたる 
下には清い川の流れと 岩も見え 
あたりの景観は 緑も光りうけ 
眺め美しく 心も豊かな気分
見上げる山に 雲かかる

向こうに見える一すじの滝
白いしぶきを散らし 落ちてゆく
見返りの滝という

金色夜叉書いた尾崎紅葉の地
ここにも姿美しい 松ノ木二本あり
彼が泊まった清琴楼も見る

機織神社に
古さも感じる社あり
350年以上がたち
そのつくりも古めいて
木造の雰囲気が
ことさらに古めかしく
私の心を動かした

楽しくみたり 
歩いたりといろいろで 
苦しいところもあったけど
充実したよき旅だった
by hirokokk | 2008-08-13 21:09
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