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いのちの川

童話  6話の4    07・12・7    脇田 優

     自転車、のれる!っさ
              (信じたら行なう)    04・6・30
弟: あーっ、痛いー、もー痛い!
    あーすりむけてる
   もー姉さんがちゃんと持っててくれないからー
姉: フフフ、初めはしょうがないわよーみんなころぶんだ
    から、でも、その傷いたそーね
弟: もう、やーめて、できっこないよ!
姉: そうね、姉さんも忙しいから
弟: 待ってよー、もう1回やるから
姉: まさるには、自転車のれないわ
弟: 出来るよ!僕だって乗れるもん
姉: ムリムリ
弟: あーん、出来るよー、ぜったい乗ってみせる、
    だから付き合ってよー
姉: ごめんごめん、まさるも乗れるよ、
     みんな乗ってるんだから
   ー 3日目 ー
弟: あっ、姉さん、乗れたよね、いま
姉: その調子、その調子、だいぶ勘つかんだみたいね!
    もう、何回かで乗れるよ、まさる
弟: よーし
         
  ― 夜 ー

姉: 母さん、まさるが今日、自転車乗れたの信仰よねー?
    あの子、絶対乗れるってがんばったのよ
母: 創ね、そうかもね
姉: 乗れない自分を見ないで、きっと乗れるって信じたのね
母: 素直に信じられる純粋さがいるのよ
姉: 純粋さかー
   なんで、素直に信じられないのかしら
母: この世の催眠術にかかっているのよ、
    人間は、出来ないってね
まさる: ほら、母さん、見て、これ
母: ウワー傷だらけねー
    まさる、良かったね、自転車乗れるようになって
まさる: うん
母: 自信ついたね、まさる
まさる: 母さん、有難う、
     でも、アッコ(彰子)姉さんがいなかったら
     乗れなかったよー
姉: そうよー私が手伝ったから、乗れたのよ
   イエス様もおっしゃってるわよ
母: 何だって
姉: 「私を離れては、あなた方は何もすることが
    出来ないからです」って 「ヨハネ15:5」
    








     
by hirokokk | 2007-12-07 21:30
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