海のエジプト展を、友とパシフィコ横浜にみにいった。 今年は夏らしい夏とはいえない日が多いが、暑い日ざしが照りつけていた。会場は夏休みのせいかとてもこみあっていた。
海の中から蘇った古代アレクサンドリアの至宝は、私の心を紀元前の世界に運んでくれた。当時の人々のこと思いめぐらし3千年以上もときすぎた現代で、数々の作品、文物にめぐり合える喜びをかんじた。今も昔も変わらない人間のいのちや知恵や力や想像力に驚きを禁じえなかった。それをいろいろな形で表現できることに感動をおぼえた。
ツタンカーメン少年王
端正な顔立ちも損なわれず
腰掛けたアメン神のわきにたち
すっきりと美しい
身体の線も細やかに
刻まれた衣装のひだ美しく
前方見つめ今の時のなかで
古代の世界から
はるかかなたに 悠久の世界に
まなざし注ぐ
約5mものファラオなど3体の巨像やステラ(石碑) 金や宝石で彩られたアクセサリー、クレオパトラの横顔が掘られたコインなど ウジャト形ビーズ カエサリオン像の頭部 王妃の像など目にすることができた。
一時古代に心をつなげ、思い巡らすことが出来るのは楽しい豊かな時であった。