東小時代で30年以上前からの古き友と3人で、新緑の箱根の山へドライブにいった。
もう坂道は心臓病で歩けないとおもっていたが、無理せずゆっくりと急坂でなければ、一緒に行けたことはとてもうれしかった。山道を歩きながら時折聞こえてくる藪の中からの小鳥の声は、鶯や名を知らない鳥のさえずりだったが、声もくっきりと山に響いて心地よかった。
御関所の復元の建物もみて当時の旅人の姿をもおもいめぐらした。
芝生がびっちりはえている丘のうえで空に向きねそべったが、雲がたくさんあって青空ではなかった。でも心地よく背に芝生をかんじた。この箱根は 国定公園でどこも人の手が入り良く整備されていた。
久しぶりにお会いしたドライバーのなべさんに、乗せていってもらった。古き友との交わりと、山の景色を味わい素敵なときを、持つことができてうれしかった。
鶯の鳴き声響き
山にこだまする
緑濃く風もなし
友との語らいも
過ぎし時を覚えず
昨日の如し
互いの気持ちも 滑らかに
山の空気に 流れ行く